「うつ伏せに寝る」「頬杖をつく」「姿勢が悪い」など、日常生活の習慣や癖などは、顎関節や顎の周囲の筋肉に負担がかかりやすくなり、顎関節症の発症に影響を及ぼすと考えられています。自分の生活習慣や癖を見直し、顎関節症に繋がるような要因が多い場合はそれらを意識して修正するように心がけると良いでしょう。顎関節症には多様な要因がある為、治療法もその原因に対応したものを選択する必要があります。その為には、正確で適切な診断が重要となります。顎関節症が疑われる場合はまず、問診の他、開口距離の測定、触診、画像検査などの検査を行い、それらの結果から総合的な診断に基づいて、治療については薬物療法、スプリント療法、理学療法、運動療法の他、重症例には外科的手術が検討される事もあります。気になる症状があれば経験豊富な医療機関に相談してみると良いでしょう。
