欧米人やヨーロッパ諸国の人々と比較いたしますと、日本人の歯並びは非常に悪いなどとも言われております。アメリカやヨーロッパの地域では、歯科予防に対する意識が大変高く、幼い頃から歯の矯正を行い、歯並びを良くする習慣や歯科予防のためのデンタルケアを行う習慣が身についているため、口内環境が良好に保たれるとともに歯並びの整った人々が多いなどとも言われております。日本人はデンタルケアに疎い国民性があるなどとも言われておりますが、日本人の骨格は欧米人やヨーロッパ人などから比較いたしますと、全体的に小さめでありますので、歯の生えるためのスペースが小さくなってしまうため、どうしても歯並びが悪くなってしまうなどとも言われているそうです。日本人特有の骨格を欧風仕様にかえることは困難でありますので、歯科予防を心がけるなかで、生涯を通して歯の健康を維持できる国民性でありたいものです。最近ではアンチエイジングや美容などでも歯科矯正が注目されておりますので、今後は歯並びの良い日本人の姿が街中で数多く見かけられるようになると良いのですが。歯並びは見た目だけではなく、皆さんの健康にとって大変重要な要素となってきますので、今後も歯ブラシの選び方から歯ブラシの動かし方に至るまで、しっかりと正しいデンタルケアに注目していただきながら1人でも多くの人々が健康な歯の大切さに気づいていただければ何よりであります。
入れ歯が合わなくなってしまったら
入れ歯を長年ご利用になられておりますと、入れ歯が外れやすくなってきたり、お口の中で違和感を感じてしまわれる方がいらっしゃるようです。不意にお口を開けたり、お食事をされている最中や、ご友人とお話をされている最中などに、入れ歯が噛み合わず、違和感を感じるような場合は、入れ歯がズレはじめているのかもしれません。入れ歯を作成した当時にはお口の中でピッタリと装着できていたものが、年齢とともにお顔の表情筋の変化などから、お口に合わなくなってしまわれることもあるようです。本来はお口に上手く装着できていた入れ歯が、徐々に合わなくなってしまうことは、決して珍しい事柄ではありません。お口に上手く装着できないまま、入れ歯をご使用されておりますと、残っているご自身の歯や歯茎などに大きな負担をかけでしまう可能性もありますので、最近、なんだか入れ歯がお口から外れてしまったり、違和感を感じるなど何等かの異変がございましたら、かかりつけ歯科医などにお早目にご相談いただくことをおすすめいたします。